みーどりたなーびくぅ〜♪
なみもりのぉ〜♪
「あ、雲雀さん家の小鳥さん」
だーいなく〜♪ しょうなく〜♪
なみがいい〜♪
毎朝、並盛校歌歌いにくるんだよね。
何これ、イジメ?それとも何か征服したいの?鳥のくせに
「クフフ、だから僕と同じ部屋にすればいいのに」
「だれがするかぁぁぁ!!!!!」
バシコーン
今日もさわやかな朝です。
隣の家の雲雀さん
ムクえもん2
「ふんふんふーん♪」
「おや?どうしたんですか鼻歌なんて・・・クフフ。あぁ、そう言う事ですか。僕の胸にさぁ、飛び込んでおいで」
「はっはは。死にさらせー」
バゴン
「グハッ。良いパンチですね」
「もうお前いいよ。出なくていいから。」
いっそのことまた星になってくれ
「ー。ムクえもーん。ご飯だぞー」
「はーい。今行くよマイハニー」
「実の兄に向かってマイハニーって有りえないんじゃないですか。」
「いいんだよ。ノリだから。今そんな気分なんだから」
「いったいどんな気分なんですか」
ムクえもんは鼻でフンと笑った。
なんでだろう。コイツにやられると何か物凄くムカっとくる。
「ディーノ兄♪おはよー」
「はは。今日も元気だなーは。」
台所に行ったらディーノ兄が可愛いピンクのフリルのついたエプロンを着ていた。
いったいお前に何があったんだー!妹に内緒で何があったんだー!
「あぁ、今日母さんがいないからご飯は俺が作ったんだぜ」
「え?マジ?」
ディーノって確か、料理がメガトン級に下手だった気がするんだけど。
テーブルを見るとこの世の物とは思えない・・・物体。
「ちょっとマティ。どこへ行く気かな?ムクえもんさん」
「離してください。あれは食べ物ではありません。世界に存在してはいけない物体なんです」
気持ちは分からなくはないんだけどさ。
「いいから食えー!!!!」
「グフッ。グフフフッ」
バタッ
私が逃げるムクえもんに一口料理を口に入れた瞬間、奇妙な悲鳴とともに泡を吹きながら倒れるムクえもん。
おぉー。相変わらず破壊力バツグンだぁー・・・
「兄さん。ちょっと今日はお腹の調子が優れないので、朝メシ抜きで学校行ってきます」
「おいおい。朝はしっかり食べないといけないんだぞ。」
一口で良いから食べていけよーというディーノ兄を全力で拒否し、家を出た。
その一口が命取りなんだよディーノ兄。
「あ。雲雀さん。」
ちょうど私が家から出たとき、隣の家の雲雀さんも家を出るところだった。
ここはやはり、おはようござーまーすとか言うべきなんだろうか。
いや、そんなこと雲雀さんなんかに言えないよね。
私は雲雀さんをあえて視界から除外した。
「ねぇ」
「え!?・・・はい?」
ちょっとー!この人、さっきまで家の前に居たのにいつの間にか私の目の前にいるよー!?
瞬間移動とかできるのかこの人はー!
って、そんな事思ってる場合じゃない。
「ミトコンドリアとアオミドロってどう違うの?」
「は?」
ミトコンドリアとアオミドロの違い?
「知るか―――――――!!!!!!!」
しまった、予想外すぎてついうっかり叫んでしまった。
いや、それより何でいきなりこの人はそんなこと聞いてくるんだろ。
雲雀さんを見ると・・・あれ?動じていない。
「じゃぁ、ミジンコとクマムシってどっちが小さいの?」
「なおさら知るかー!!!!!!」
この人って、前から思ってたけどある意味天然だよね。
いや、立派な天然記念物だよこれ。
というか、さっきから顔が近いんですけど。
「そう、じゃぁいいよ」
そして雲雀さんは何もなかったかのように去ってゆきました・・・
って、何がしたかったんだ彼は。
まさにミステリィー
「なんかあの人、気になるんだよね。行動が」
今日はいったい何をするんだろう。
私は学校へ行くことも忘れて彼の後をつけた。
といっても彼も学校へ行くだけなのだが。
「お。雲雀さんがさっそく群れを発見した。」
さっと忍者のように電柱に隠れながら様子を覗う。
「ねぇ、群れてるんなら咬み殺すけど」
「うわっ、雲雀!」
「げっ!」
雲雀さんを見た群れは、一目散に逃げようとするが、雲雀さんが見逃すわけがない。
一瞬のうちに全員をボコった。おっかねー
「並盛の物は僕のもの。僕の物も僕のもの。」
出たっ!ジャイアニズムだ!
そう言って彼は群れていた奴らの持っていた弁当をすべて奪った。
なんてこった。
人はこれをカツアゲとも言う。
もう、金取れよ金。
さささっと、さって行こうとした彼は、さっき咬み殺した一人に足をかけてしまい、
豪快に・・・
こけた
頭からダイブしちゃってる・・・大丈夫かな。
「・・・・・」
雲雀さんは無言で立ち上がり、回りに人がいなかったか多少確認をしながら、
何事もなかったかのように立ち上がった。
「あ。」
目があった。
やべぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
「・・・・・」
電柱に隠れていた所を見られちゃって恥ずかしい、なんてこったない。
命が危ない。
ぱっと見えた雲雀さんのおでこは擦りむけて血が少し出ていた。
・・・しょーがない。
やりますか。
私は雲雀さんに近寄って鞄から絆創膏を取り出すと、雲雀さんのおでこにぺたっと貼った。
そしてそれが終わった瞬間、私は風のように走り去った。
けして後ろを振り向かずに。
だって怖いじゃん。
絆創膏が可愛いウサ公ですから
キーンコーンカーンコーン
「はーい。じゃぁ、このへんで今日の授業を終わります。解散!」
「はーやっと終わったー。」
いつものよう教室を出て、靴箱に行き、自分の靴箱を開けた。
バタン
下駄箱を閉めた
もう一度それが自分の靴箱か確認をする。
うん、間違いなく何度見ても自分の靴箱。
なのに・・・
ひ・・・
雲雀さんの鳥がいる!!!!!なぜだ!
私は靴箱の扉をもう一度ゆっくりと開けてみた。
「ありがとーありがとー」
と・・鳥が感謝の言葉を!
はっ!殺気!
前方を見ると、雲雀さんが曲がり角のところから顔だけ覗かせてこちらをじーっと見ている。
ワォ
リアルに怖いねコレ
おでこにはまだ絆創膏・・・可愛いウサギのイラスト付き・・・怖さが3倍ぐらい増してるね。ある意味。
「あの・・・雲雀・・・さん?」
私は恐るおそる前方の雲雀さんに声をかけてみるが、彼はなおこちらをじーと見つめているだけだ。
どうしろと?
とりあえずこの鳥どうにかしてください。
靴が取れません。
ベルが下駄箱を通りかかるまで約15分。
そのまま放置。
隣の家の雲雀さんは、今日も謎っ子です。
⇒ラウンド3
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ラララー。ハムちゃんリクエスト夢!うんうん。確か、雲雀ギャグ夢だったね。
・・・・ワォ。やりたい放題だよ。(お前が言うなー)ヒバード、友情出演。(え)
ムクえもん連載やりてー(やめぃ)一応リクエスト夢なので、表にも持ってくる。特別夢にも置いてみる。
なんて言うか・・・あぁ、骸・・・ごめん。ヒロインブラコンにしちゃぇ☆的な法則によりディーノとはラブラb(強制終了)
ハムちゃん・・・こんなんでホントごめんね。(汗)もう、やりたい放題ですハイ。
返品可能v謎っ子天然記念物雲雀さん。