「ムクえもーん。」
「何ですか。僕は今忙しいんです。邪魔しないでください。」
そういってまた本に目を戻すムクえもん。
でも私は見た、その本の題名が『誰でもできる。簡単、ネズミの暗殺法』だったことに。
どんだけネズミ嫌いなんですか。
「そんなこと言わずにさー。ちゃちゃっとやっちゃってよ。賄賂とか殺人とか得意そうだしさー」
「貴方いったい僕に何を頼もうとしているんですか?」
ムクえもんの掛けていた眼鏡がずり落ちた。
「学校の授業が退屈なんだよーなんとかしてよー。」
「クハッ、なんだそんなことですか。別にかまいませんよ。」
「おぉ、珍しくやる気だ」
あれ?なんだか少し不安になってきだぞ。
「家庭科室にあるガスの元栓を全開にして火をつける・・・ボカーン。はい、どうです?これで退屈な学校生活とオサラバできますよ。」
「わぁーい♪有難う・・・ってできるかぁぁぁ!!!!!!」
「なんででですか?苦しまずに逝けますよ?」
「誰が死にたいって言ったぁぁぁぁぁ!!!!」
クフフ、我がままですね。っとかって笑ってられるわけねぇー!
「もっとこう、役に立ちそうな道具とかないの?」
「僕をどこぞのタヌキ型ロボと勘違いしてませんか?」
「違うの?」
「クハハハ!道具なんてそんな物出せるわけがないでしょう!!」
うっわ・・・タヌキより使えねぇ
「じゃぁ、ムクえもんって何が出来るの?」
「こう、ジャイ●ンみたいな人はいませんか?僕がボコボコにしに行って差し上げましょう。」
なるほど、要は実践派か。
「オレ様主義といえば、お隣の家に雲雀さんが居るよ」
「クハハハハ!では行ってきますね。あぁ、そんな僕の心配なんてしなくても良いですよ?なにせ僕は強いですからね」
「うん、しないしない。いってらっしゃーい(棒読み)」
チュドーン
数分後、隣の家から吹っ飛んで星になるムクえもんを見る。
さよならムクえもん
永遠に
⇒ラウンド2
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骸好きさんゴメンナサイ。(土下座)別に骸が嫌いな訳ではないんです。
むしろ大好きですハイ。愛してますよ。(言ってることとやってることが見事に矛盾してるー)
オールギャグで突っ走る。ボツ作品。
ただ特別夢の夢を増やしたかった。それだけです。