〜パイナップル王子と雲雀さん伝説〜







今日は日曜日。学校に行かなくてよし!

そんな訳で、私はと一緒に買い物をしにデパートへ向かっておりました。ハイ。

今日はデパートで安売りやってるらしいのデスよ。ハイ。



「いょっしゃ〜v買いまくろーうv」



もちろん、私はハイテンションな訳で、

道の真ん中でくるくる回っておりました。フフフ。




「ちょいとさん、危ないっスヨ」


「フフフ、誰か私を止めてみろー」



何故か暴走気味の私。

良い子は真似しないでね。


周りには誰もいない。車の来る心配もない。

しかし、やっぱお約束のことは起きたのです。



くねっ



「「あ。」」



足がくねって重心が保てなくなる。

倒れる!!誰もがそう思った瞬間。



ガシッ


私は恐る恐る目を開ける。

視界に見えるのは地面。でも、



「あれ?倒れてないや・・・」



倒れてない。確かに倒れてないが、誰かに支えられている感覚。

不思議に思い、ふと自分を支えているものを見ようと後ろを振り返ると



「大丈夫ですか?」



視界に飛び込んできたのは、青い髪の美少年が、素晴らしく眩しい笑顔を向けていらっしゃいました。



「////」



近い。顔が近いっすよ!いや、でも嬉しいような。

いやいや、このままだと鼻血が・・・ぐっ。たえろ理性。



「立てますか?」


「は、はい!」


美少年は腰を支えてくれながら、ゆっくり手を離してくれました。


「では。」


というと、美少年は風のように去ってゆかれた。

その後ろ姿をずっと見つめる私と




「うわ・・・美少年だったねー


「・・・・・・パ・・・・」


「パ?」


パイナップル王子・・・


「はい?」


「きっとパイナップル王国の第一王子で、あんな素敵な笑顔の裏には、悲しい恋の物語が・・・」


おーい、さん、かえってこーい




いや、もしかすると、隣の国のレタス王国と悲しい物語が・・・

私の妄想はハイスピードで進んでゆく。

だって、見ました?彼の髪型。す・・・素敵なパイナップル。

顔はカッコイイな〜

名前も言わずに去っていかれたので、半ば無理やりパイナップル王子という名をつけました。




「はぁ〜パイナップル王子・・・」


、馬鹿なこと言ってないで早くデパート行くよ〜」



そうだった、こんなことしている暇はない、なぜならこれから行くところはデパートと言う戦場なのだから!



くっ、待ってろよ、強敵奥様軍団。安売り商品は渡さないぜ


「はいはい、行くよー


私はに引きずられてデパートへと向かった。









inデパート


「うらぁぁぁぁ」


「せいやぁぁぁ」


「どりゃ〜〜〜」






何か凄い勢いの声が飛び交うデパート安売り場。

奥様軍団は、かなり手ごわい。







「ぐっ・・・もうだめ。後は頼んだ(ガクッ)」


〜〜〜〜!だめだぁ〜!死ぬなぁ〜〜〜!!」







と、なんだかんだで戦場で戦っておりました。

そんな時にが凄い表情になる。







「あ・・・あれ見てあれ」






え?恐竜の誕生でも見たの?

それとも、ゴジラ登場とか?

私はが指をさした方向を見た。







「ワオ」







そこにいたのは雲雀さん。

だが、私が見たのは、ただの雲雀さんではない。

安売り商品を奥様軍団を押しのけて次々と獲得していく

ハイパーおっかさん雲雀さんだ。








「こんな所にまで伝説をお作りになられてたんですか雲雀さん。」







それを遠くから見守る私と

スゲー。でも、何か複雑な心境。



「こんな時は他人のふりだよ


「・・・・」


・・・?」




こんなチャンスを逃していいのか。

いや、逃すわけにはいかない!



隊長、私、行ってきます!」


「え!?マジですか隊員」



健闘を祈る!に敬礼をして雲雀さんに向かって走っていった。




おっかさ〜〜〜〜ん


「!?」


ガシッ



雲雀さんに抱きつく私。



「・・・!?」



驚きを隠せない表情の雲雀さん。

しまった、おっかさん発言はまずかったか?







「雲雀おっかさん!の分もお願いします!」






心なしか、目をうるうるさせてみる。







「(っ・・可愛い)うん・・いいよ」







いよっしゃー!安売り商品ゲットだぜ。ピッピカ●ュウ←(オプション。)


結局、私は雲雀さんに安売り商品の3分の2を買っていただきました。

ワォ、お金ういたよラッキー☆


談。


「あの最強の風紀委員長に金を出させることができるのは君ぐらいだよ」と。






「いやぁ〜vそうでもないですよ〜ぃv」


「いや、褒めてないっすよちゃん」









なにはともかく、楽しい休日でした。




⇒07
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はい、最近なんだかハオ夢と一緒に同時進行なので、

あっちのヒロインのパワフルな性格が移ってまいりました。(ヤバイなヲイ)

そして!最近、web拍手で感想有難うございます!レスのほうは日記にて公開中です。

もう、春未、嬉しすぎて暴走を(もう起こしてるよ)

なんだか、甘切なくない=ギャグになってきつつあります。(何!?

雲雀おっかさん・・なんか凄いの出た。

出てきました骸さん。さぁ、素敵な三角関係を(ヤメロ

ちなみに、この連載夢は、腐っても雲雀さん夢です。けっして、ムッ君(骸さん)夢ではございませ(強制終了)

感想まってます