〜応接室は戦場の場〜














「隊長・・・任務遂行してきます。」


「よし!今から行くところは戦場だ!心してかかれ!」


「ラジャ!」








私は、に敬礼をして、応接室に向かった。






実況いたします。

私は今、応接室の前です。









「さぁ、入るか、それともボイコットか・・・・」








今、咬み殺されるか、後で見つかって咬み殺されるか。

は今まさに、究極の選択に迫られていた。









「ここは、花占いでもやってみようかな〜」








ちょうど、から先ほど渡された花ニ輪を手に持っていた私。

なるほど、このために渡されたのか。2本あるのは悲惨な結果になっても再チャレンジのためとかかな〜?

とりあえず、私は花占いに挑戦してみた。









「私の人生は今終わる。少し生き残る。今終わる。少し生き残る。今終わ・・・」








うわっ、なんでこんな枚数なんだよ。ベタだ。ベタすぎるよ。

最後の花びらは 今終わる・・やべぇ、最後の一枚が取れない。

手が震える、最後の力を振り絞って花びら一枚に手をかけ・・・









「何してるの?応接室の前で」









取ろうとした瞬間に・・ん?聞いたことあるぞ。この声。

私は恐る恐る声のしたほうを振り向いた。









「ぎゃぁ!?ヒバリンさん!?」


「・・・ヒバリンって何それ?」








しまったぁ!重大なところで焦って凄いこと言っちゃったぁーーーーーー!!!!



私は、雲雀さんの突然の出現に驚き、手に持っていたもう一本の花を雲雀さんに渡した。








「どうぞ!!!」


「何?」







我ながら何をやっているのか自分でも意味が分からない。

でも、今なら分かることが一つ。・・コレを予想して花を2本持たせたんだね。

でもさ、雲雀さんに花一輪渡しちゃったら、怒り倍増しない?ヤバくない?






雲雀さんに花をプレゼントする時点で、自殺行為だよ!?








「・・・・(汗)」


「・・・・」







ひ・・雲雀さんの視線が痛い。

無言の沈黙が・・・

あぁ、あれだ。《何が花なの?馬鹿にしてるの?君、死刑決定だね》なんて言われるんだ私。

そして、きっと今日中に三途の川で・・・今から鬼と仲良くなれるか心配だなぁ

すると、雲雀さんは口を開いた。私は身を構える。無意味な防御体制☆








「・・・貰っておくよ」








はい?今、何とおっしゃられましたか?

え?あの雲雀さんが?

あの雲雀さんが花を受け取ると!?








、何て顔してるの?目が飛び出そうになってるよ」



「しまったぁ!表情を読まれたぁ!」


「そんなことはどうでもいいから早く入ったら?」


「はいぃ!」







こ・・怖いよ〜マミー。

私は言われるままに応接室に入った。









「あの!雲雀さん!」


「何?」







怒られる前に誤り倒せ!これ世間の常識!(違)

よし、思い立ったが吉日!実行に移せ!







「スイマセン!ホント、悪気はなかったんです!!!ただ、ちょっとキャッチャーの存在を忘れちゃってて、
 それでいて、校舎方向に向かって打っちゃった☆って感じだったので。せめて!せめてぇ!お命だけはお助けくだせぇ。
 もう、何でもします!殿!」


「何か最後らへんの言葉、可笑しくなってるよ。」


「ふはっ!?」







とりあえず、述べることだけ述べて、土下座してみました。

ちらりと見ると、見えるのは雲雀さんの足。








「・・・今、何でもするって言ったよね?」


「はいぃ!」







頭を上げると、不適な笑みを浮かべている雲雀さん。

しまった、墓穴を掘ったか?自分。









「じゃぁ、君は今から一ヶ月間、僕の下僕だからね。


「は?」



「今、何でもするって言ったでしょ」



「マジですか!?」


「うん、マジだから。」








うっそだ〜。下僕ってそんな・・・下僕って・・・

え!?マジで!?一ヶ月!?一ヶ月私の命の危険度アップ!?

しかも、一ヶ月も生き抜ける自信ないよね。

どうしよう。ホントどうしよう。









「明日・・・弁当作って来てね」


「はい?」








あれ?今、この人、弁当作って来いとかなんとか言わなかった?

いや、そんな。雲雀さんに限ってありえない。








「聞こえなかった?咬み殺すよ?」



「いえ!めっそうもございません!!了解しました!ボス!」








ま・・弁当だね弁当・・にしても、美味しくできなかったら命なくない?

どうしよう・・何入れよう。

おかず によっては地獄へ一直線になりそうだな〜。








「それと、入れてね。リンゴのうさちゃん」


「はい?」








リンゴのうさちゃん!?雲雀さんがリンゴのうさちゃんなんて言語発した!?

に・・似合わねえ。

おっと、口から出しちゃうところだった。








出てるよ、口から。


「ぶはっ!?」


やっちゃったぁ〜


「「・・・・」」


「ゴメンナさぁ〜い!!」


「準備はいい?3・2・1でいくよ?」








え?いく?え?来る?

雲雀さんがこっちに来る!?=トンファー滅多打ち!?

何!?もうピンチ!?まだ1日もたってないよ!?

雲雀さんが一歩、一歩近づいてきた。







「3」


「2」


「1」






・・・・

やばい!

私は目をつぶった。


ドサッ


雲雀さんに押し倒された。


あれ?痛みがない・・・


チュ・・・



ん?チュ・・!?

く・・唇に生暖かい感触が・・・

まさか!?







「んっ!?」







目を開けると広がる雲雀さんワールド。

ワォ、驚いて声も出ねえ

雲雀さんは唇を離した。







「ごちそうさま」


「えぇ!?」







何がいったいどうなった!?

誰か私に説明プリーズ!




⇒04
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ワォ、甘いよ。甘いよママン。(誰だよ)長い。長いよママン。

でも、ギャグ混ざってますね。いや、どうしよう。

苦情、お受けしております。(えぇ!?マイナス発想!?)

ヘイカモン☆(死)