パリーン



「「!?」」


するといきなり、応接室のガラスが割れ、誰かが窓から部屋に入ってきた。






「クフフ、面白いことやってるんですね。僕も混ぜてください」












〜応接室に侵入者発生〜
 ガラスを破壊した模様。〜













応接室の窓を見ると、

窓ガラスが、綺麗に割れてました。

ワォ。雲雀さん、怒りで体が震えてらっしゃる。

そんな雲雀さんをよそに、パイナップル王子こと六道骸さんは、笑顔でこっちに歩み寄ってきた。









「お久しぶりです。元気でしたか?」



「はい。スコブル元気です。ってそうじゃなくてですね、パイナップル王子」



「はい、なんでしょう?」





お前、何、窓から普通に入って来てんだよ








何様のつもりだよ。パイナップル王子こと骸さん。

しかも、何でそんな誇らしげなんですか。

めっさ良い笑顔してますよ。

私も、もう口調変わっちゃいますよ?

あぁ、しまった。もう口調変わってた。






「あぁ、窓ガラスですね、わかってます。近日中には直しておくように言っておきます。





誰に!?誰に頼むんですか!?

ってか自分で直しにこないのかよ。

しかも、問題はそこじゃないよ。そこであってそこじゃないよ!

何で窓から入ってくるってところだよ。ドアから入ってください。





「キミ、何?応接室の窓から侵入するなんていい度胸してるよね。」





ギャー!怒りの雲雀さん君臨!!

何か火花が散ってますよ。

私の両隣で火花が飛び散ってますよ。






帰ってもいいですか?







「しかも、何?キミ。何でを呼び捨てにしてるの?パイナップル



「残念ながら、僕の名前はパイナップルではありません。クフフ、馬鹿ですね〜雲雀恭弥」






ワォ





「(ブチッ)キミ、灰になるか、チリになるか、どっちがいい?」





殺る気満々ですね雲雀さん。





「その選択肢は間違っていますよ。灰もチリもさほど変わらないものですから。」





間違ってる以前の問題だよパイナッポー。





バチバチバチ

と、何か不思議な争いが始まった。

あの。マジで帰ってもいいですか?



だがしかし、帰れそうな雰囲気でもなく、どうしようもない。

よし、ここはあの手でいくか。






「二人とも、私に提案があります!」













《ピンポンパンポーン。しばらくお待ちください》













「これ、何?」





重い口を開いた雲雀さんの顔は青かった。

だが、その格好のほうが・・・フッ





「クフフ、似合ってますよ。雲雀くん」




骸さんの言葉を聞いて、骸さんを睨みつける雲雀さん。




「キミも似合ってるよ。その格好。」





「「「・・・・」」」





三人とも無言になる。

あぁ、この状況どうしたものか。






「ねぇ、。」



「な・・なんでしょう雲雀さん。」





どうしたんですか、雲雀さん。そんな泣きそうな顔して。

あぁ、言いたいことはわかりますよ。痛いぐらい伝わってきますよ。

でも、できれば言わないで下さい。お願いします。





「なんで僕、OLの格好してるの?」




きたーーーーーーー





「しゃ・・・社内戦隊☆社長レンジャーの緑だからです。」



「ワォ」




ごめんなさい。雲雀さん。の要望なんです。

いたって私が仕組んだんじゃないんです。その衣装しかなかったんです。

だから、隅っこのほうで泣かないでください。





「では、。僕は何でトイレ掃除のおばちゃんなのでしょう?」





すいません骸。それもが仕組んだんです。

もうホント、何で似合ってるんですか貴方。

掃除道具なんてピッタリフィットしてて違和感ないですよ。






「社内戦隊☆社長レンジャーのピンクだからです。」


「クフフフフフ」





さぁ、どうしたものか。

勢いでやったのは兎も角、これからをどうするかが大いに問題があった。

とりあえず・・・





「引き分けってことでどうでしょう?」





だからもう、帰っていいですか?私。

何の争いだったか忘れたけれども。もういいじゃないですか。

雲雀さんはそれを聞いて驚いていらっしゃる。

骸は・・・・





「クフフ、そうですね。では、今日はこのへんで失礼します。」




といって窓から飛び降りてー





「ってえぇ!?窓から飛び降りて何事もなく着地して、何事もなく走り去ったよ!?あの人」




何しに来たんだ。あの人。

あぁ、頭のパイナップルが揺れてるよ。

しかも、その格好で外出たらヤバイヨ。トイレ掃除のおばさんだよ!?





・・・」




今、後ろを振り返ってはいけない。


となれば、後は・・・





「雲雀さん!今日はこれにて失礼します!」





私は窓に手をかけると何事もなく飛んで着地して、何事もなく走り去った。

ワォ、私にもできたよママン。







スィーユー学校。

今年入って二回目の無断早退。

ps、ちゃん今日も鞄、お家まで宜しくお願いします。






⇒14
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なんだこれは。

もう、毎回ながらゴメンナサイ。(土下座)

そういえば、雲雀さんを愛しちゃう風邪落ちのお話は、次のM話に予定中です。

骸さん、出演有難う。君のおかげで、事態は悪化しました。(え)

では、皆さん、アンケートや感想有難うございます