〜社内戦隊☆
   社長レンジャー〜












僕はついにに告白をした。

もう、チャンスがなかった気がしたからだ。

だが、僕の考えていた通り、案の定、彼女は僕に対してあまり意識をしていなかったみたいだった。

、絶対に君を僕に振り向かせてみせるよ。

絶対にね







とは言え、

どうしようか。

とりえず僕は、いつものようにを昼休みに呼ぶ。

昨日、あんなことを言ったから、来てくれるかな?

いや、呼びに行くけどね。





僕は足早に、放送室に向かった。







放送室に入ると、放送委員のような人間が3人、椅子に座ってマイクを持って放送しようとしているとこだった。

彼らは僕を見て、一瞬に凍りつく。

僕はその一人が持っていたマイクを奪い、問答無用にトンファーで他の奴らを殴り飛ばす。

そしてマイクを持ち・・・






「あーあー、ゴホン。只今、マイクの故障中ー。







シ―――ン



こ・・・故障中!?って違っ・・・」




バタッ




さっき殴り飛ばした放送委員が、最後の力を振り絞って、突っ込んで倒れた。

お疲れ。君、なかなかやるね。





〜今すぐ応接室に来るように。あ、命令だよ。」





よし。

あとは応接室で待つだけ。

僕はマイクを置いて、何事もなかったように放送室を出た。






















私、は考えていた。昨日の雲雀さんの言葉を。



好きだよ。あの日からずっと―



なんど思い出しても顔が赤くなる。

どうしよう。どうするんだ私!

ライフカーd(強制終了)





「ピーッピーッピー カードが足りません」



なんでやねん!





は、どこから出したか分からない扇子で私の頭を殴り飛ばして突っ込んだ。

ワォ!!突っ込みの天才だよ☆しかも、何故か関西弁だよ!?

あれ?って関西人だったっけ!?

しかも、ハリセンじゃなくて扇子。





「ってどうしたよ〜」



それって突っ込んでから言う言葉じゃないよね





これぞ、どんな時でも突っ込む、商人魂だねvなんて言ったら、違うって言われそうなのでやめとこう。

とりあえず、私は現状を説明するべく、昨日起きた怪奇現象・・・じゃなかった。

雲雀さんとのできごとをに一通り話した。






「なるほどね〜。こりゃ怪奇現象に近いわ」


えぇ!?やっぱし怪奇現象並みだと!?





やっぱ皆、そう思うんだよね〜。って、和んでる場合じゃなかった。

は、何か思いついたように、手をポンと叩き、





「ここは私に任せなさい!」


「え。、何やるの?」





何故か私の背中に嫌な汗が流れた。

ちょっと待って。この人に任せて今まで良い事があっただろうか。

そういえば、この前は菊の花なんか持たされたっけ。

今度は何だ!?何がくる!?





「ジャーン☆」


「ブッ」




何ですか、どこから出したんですか。ソレ。

いや、有りえないよ。なんでこんなところに!?




「コレをどうしろと?」


「ファイツ☆」





えぇ!?も、逝っとけv的なノリだよ!?

すると、放送が流れた。





「あーあー、ゴホン。只今、マイクの故障中ー。」





シ―――ン


静まり返る、全部の教室。

たぶん、今の瞬間だけ、この学校の全てのものの動きが止まったことだろう。





「は!?故障中!?どうやって放送してるんだよ!?」




つい、放送に反応して突っ込む私。

しかも、よく聞くと雲雀さんの声じゃなかったか!?

ぶっちやけ内心焦る。




〜今すぐ応接室に来るように。あ、命令だよ。」





ワォ、死刑宣言だぁ〜血祭りだぁ〜

一瞬にして、クラスの皆の注目を浴びる。

うふふ、イヤだな〜皆さん。そんな死者を見送るような目で見ないでくださいよ〜☆

泣きますよ?私。




「ちょうど良かった。ソレ持って逝ってらっしゃい☆」


「ちょっとちょっと、字が違うよちゃん!」




とりあえず、なんだかんだで押し付けられ、私はしぶしぶ、それを持ってゆきました。







応接室。




「雲雀さん。失礼します。」



「入りなよ」




中に入るといつもの雲雀さん。

この雰囲気で昨日のことをスッポリと忘れてくれていたらどんなに良いだろう。

だが、人生そんなに甘くない。ちなみに私は甘いもの好き。

え?そんなこと聞いてない?まぁ、受け流してください。


「「・・・・」」



沈黙が続く、見詰め合うだけの私と雲雀さん。

うっ。沈黙が痛い。

何を話していいか分からないため、私はから押し付けられた物を出す。

そう、カセットデッキを。

そして、再生スイッチを押す。

流れ始める・・・・変な歌。





ダダダダーン☆ちゃらりらちゃらりら

走れ!(社長!)

負けるな!(社長!)

勤務先にはロケットで〜


走れ!(社長!)

回れ!(社長!)

そっちは只今、勤務中〜

さぼれ!(社長!)

負けるな!(おばちゃん!)


社内戦隊 社長レンジャー




「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」




事態はさらに悪化した気がした。






しばらくの重苦しい沈黙の後、雲雀さんの口が開いた。




「ワォ、何そのかなり変な戦隊物。子供達がとまどうよ。」



あぁ、そう来たか。




「ピンクは誰なの?」



トイレ掃除のおばちゃんです。



「ワォ」



「ちなみにブルーは課長です」



ワォ



「あ、雲雀さん用に社長レンジャーの衣装を用意しました。」



ワォ



「着ろと?」


「ハイ。」


ワォ




うん、なんかもう、突っ込みどころ満載だよね

雲雀さん、ワォしか言ってないし。


パリーン



「「!?」」


するといきなり、応接室のガラスが割れ、誰から窓かが部屋に入ってきた。




「クフフ、面白いことやってるんですね。僕も混ぜてください」





かくして事態はさらに悪化する模様。


⇒13
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ワォ、なんか、ある意味修羅場だよ!?(え)

もう、なんか、甘さの欠片もないよ!?(え)

感想有難うございます!泣けてくるぐらい嬉しいです!

もう、ホント、こんなのでスミマセン。とりあえず、パイナップル王子様ご登場です。

感想でパイナップル王子を出して欲しいといってくださった方!有難うございます。

そしてゴメンナサイ(土下座)こんな登場でホントゴメンナサイ。

次はついに雲雀さんVSパイナップル王子の戦隊物!?(え!?そのネタ引きずるの!?)

しかも、社内戦隊社長レンジャーって何だよ。いったい何のヒーローなんだよ。


では!(逃走)