〜今日の空模様はピンク色?〜











僕は応接室で考えていた。

応接室のガラスを割られてからというもの、

いろいろあったけど




花は貰ったし。(菊の花だったけど。

一ヶ月下僕ってことでそばに置くこともできてるし。(下僕っぽいことさせるはずないけど

ちょっと無理やりだったけどキスもしたし。(は自覚なし

昼は毎日、手作り弁当だし。(別名、恐怖のおにぎりセット

と一緒に買い物もしたし。(別名、安売り商品ゲットサバイバル。

バイクに乗せて、一緒にデートもしたし。(行った場所は奈良の大仏。に自覚なし。

恋人らしいことはやっているつもりだ。


そろそろ、告白しても大丈夫だろうか?

というより、もう一ヶ月経過まで時間がない。



















今日も良き日。

外を見ると、大雨。


・・・良き日じゃねぇ





「はぁ・・・、雨か・・・、くそう、天気予報では晴れ時々土砂崩れだったのに



土砂崩れって何だよ。そんな物騒な天気予報ないってば。





グッと拳を握る私、その横でナイス突っ込みをかます

毎回、サンキュー突っ込み。





「あぁ・・・傘持って来てないや〜」



「一緒に入れてあげてもいいけど、私は部活があるしね〜」





あぁ・・そうさ、今、部活入ってないですよ私。

ところで、なんで傘持ってきているんださん。

しかも、教室を見ると、なんか皆持ってますよ?

え?どうして?なんで皆持ってきちゃってるの?





「ん〜不思議だ。」



「そりゃ、朝からパラパラと雨降ってたからねー、だから皆、傘持ってきてるんだよ」



「あーそれでか〜……って、心を読まれた!?」



「何年、親友やってると思ってんのよ。わかるよの行動パターンぐらい。」






さっすが親友。以心伝心だねv

ちなみに、私は。雨が降っていても晴れるだろうと思って傘を持ってきてないです。ハイ。





「部活終わるまで待っててくれるんなら傘に一緒に入れてあげるよ?」



「だって、部活終わったら7時ぐらい回るじゃんか〜」


「はいはい、泣かない。」




う〜。傘ぁ〜。

遅く帰るか濡れて帰るかの、究極の選択だよ。




「じゃぁ、部活行ってくるね〜」


「そんなぁー〜」




愛しの〜私を置いてゆかないで〜

は部活へと旅立たれました。




さて、どうするか。



とりあえず私は、階段を降り、下駄箱にて待機中。

あぁ、こんな時に救いの女神様でも君臨しないだろうか。

いや、ぶっちゃけ悪魔でも、ドラ●もんでもいいんで、傘を出して欲しい。

ん?ドラ●もんならばドコデ●ドアーで家まで一瞬か。

ドア開けるだけだもんねv





「あ〜〜う〜〜〜傘ぁ〜〜〜〜〜」



何を意味不明なこと言ってるの?





声をしたほうを向くと、当然、そこにいるのは雲雀さん。





「あ〜雲雀さんだぁ〜、雲雀さんの幻覚が見える〜うふふ」



大丈夫?頭でも打った?





幻覚だよコレ。

だって、バイク通学の雲雀さんが傘持ってるんだよ。

有り得ない光景だよコレ。





「僕だって、雨のひどく降りそうな時は歩いて通学ぐらいするよ?」



「そうなんですか〜……って今、心読みました!?」





なんでこんなにも今日は心を読まれるんだろう。

声には決して出してないはずなのに。




「わかるよの思考回路ぐらい。」




貴方様はどこぞの親友さんですか!?

それとも私の行動範囲&思考回路は、ほぼ全世界の人たちに読まれているとおっしゃるのですか!?

おぉ、ミステリィー




「それより…どうせ傘持ってきてないんでしょ?入りなよ。」


「え?どこに入るんですか?」




雲雀さんは、持っていた傘を指差した。

え?マジ?

恐れ多くも雲雀さんの傘の中にカムイン?




「行くよ、


「あ、ハイ。」




雲雀さんに腕を引っ張られ、雲雀さんと傘に入る。

これってあれだよね?恋人同士でやる…



相合傘だね。


ブハッ



雲雀さんはサラッと言ってのけた。

雲雀さん、何て言葉発しちゃってるんですか!?

乙女ですか!?貴方様は恋する乙女だったんですか!?

それ、普通に男が可愛く言う台詞じゃないですよ。





見慣れた風景は心なしかいつもと変わって見えた。

横の雲雀さんを見ると・・あれ・・なんかカッコイイかも。




、もっとこっちに近づかないと濡れるよ?」


「そ…そうですね。///」



ち…近い。近いですよ雲雀さん。

なんだか心臓がバクバク鳴ってきた。




、はい。プレゼント」




雲雀さんは制服のポケットの中から小さな箱を取り出した。

それを私に渡す。




「え?私、今日 誕生日じゃないですよ」



「知ってるよ」



え?知ってると?

じゃぁ、何ですかコレ。爆弾ですか?

そんなバナナ

私は恐る恐る包みを解き、箱を開ける…




は?









え、なにこれ。









ありえないよこれ








ゆ…指輪?





何これ、いったい何の冗談なんですか。

いや、笑えませんよ雲雀さん。




「安物でごめんよ。また買ってあげるから、それまでそれで我慢して」



「いや、そういう問題じゃないですよ雲雀さん」




なんで指輪なんですか。そこが大いに問題有りですよ。






「でも、それ、ピンキーリングだからネックレスにもなるよ」



「あ、そうですね。・・・・ってそうじゃなくって」





そうじゃないですよ。

今、そんなボケ受け流してる余裕ないですよ私。




、覚えてる?雨の日のこと」


「え?いつのですか?」





雨の日なんて有りすぎて覚えていやしない。

もしかして、パン屋に駆け込んで風紀委員の人を押しのけて去っていったあの日か?

いやいや、それとも、可愛らしい水玉の模様の傘を持っていた風紀委員副会長の草壁さんを見て爆笑したあの日か!?

いや〜こうして考えてみると、風紀委員にけっこう喧嘩売ってるな〜自分。

凄いよ。命知らずだよ。自分。





「グラウンドの真ん中で叫んでいたあの雨の日」


「ブッ」




あの雨の日・・・・確かに覚えてますよ。

はい、叫んじゃいましたよ。




、あの時も傘忘れてたよね」


「あ、はい。あはははは」




ここはアレだ。笑って誤魔化すしかない。

頑張れ。逃げ切れ私!






「だから、今日は記念日だよ。」


「え?」




雲雀さんと目があった。

真剣な表情の雲雀さんを前に、目が離せない私。

心臓の音が止まらない




「あの時と同じ、雨の日に


僕がに告白する記念日だよ。」






What's?






「好きだよ 




「あの日からずっと」






⇒11
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ぎゃー!久々に続き書いたのになんか凄い展開だよ!?

何ステップ飛び越えたんだ風だよ!?まぁ、この夢は一応、甘切ない設定ですから。(汗)

私、最近、ずっと熱が下がらずちょいと更新休んでましたが、こんなことに。

熱で可笑しくなっちゃった風ですハイ。

ギャグ40%、甘60%ぐらいの気分ですね。ハイ(やっぱしギャグは入っているのか!?)

アンケート押しまくってくださった方!有難うございます!


どうぞ、ご感想とこれからの展開を拍手にて叫んじゃってください。

ps特別夢部屋に雲雀さん語りの弁当夢Upしました。カラクリ部屋なので探してみてください。名前変更場所付近を。