私、は、いつものように女友達のと昼休みに元気いっぱい遊んでいた。

ただ、今日は少し違った。なぜなら今日は・・・これが事の始まりだった。








〜ようこそ地獄へ!〜












〜じゃじゃ〜ん☆見てーこれ!」











は、後ろに隠し持っていたバットとグローブを出した。

え?いったい何をしろと?どうリアクションしろと?










「わぁ〜素敵っすね〜」


「え!?何その棒読み!?」










は、ヒステリックに「あぁ、哀れな私」と手振り、素振り付きで呟いた。

あ、ちゃんとバットとグローブに名前書いてある。ちゃっかり者だなぁ〜












「でも、何でバットとグローブ?」


「何を言う!バット!グローブ!汗!涙!これぞ青春じゃないかくん!」


「うん、確かに青春だぁ〜でもさ、なんでまた野球?」











青春は分かるよ。でもさ、別に野球じゃなくても良くない?











「いや〜昨日、野球セットが安かって、店のおじさんに押し売りされちゃってさ〜」


「で、買っちゃったと。」


「イエス!アイ・ドゥ☆じゃ、グランド行こうか!」


「まじっすか!?」










この暑い日に、グラウンドなんて・・・暑すぎて誰も出てないよ?

いやいや、それより、たぶん、これグラウンドでやっちゃったら、脱水で倒れるよ?





ってな訳で、私の講義もむなしく、グラウンドで野球開始しました。

もちろん、グラウンドは私たち二人だけで、

はピッチャー。私はバッター。











「さぁ!このちゃんの消えるかもしれない魔球を打ってみろぉ〜」










何その消えるかもしれないって。まぁ、いいか










「なぁ〜におぉ〜そこまで言うのなら打ってやる〜」


「いくぞ〜!え〜いっ!」










、第一球、投げたぁ〜〜〜〜〜〜

綺麗な線を画くように、ボールは一直線でこっちへ。









「とりゃぁ!」









私は力いっぱいバットを振った。


カキーン








打ったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜









「なにぃ!?」









ヒュー

ボールは良い音と共に、空高く打ちあがり、綺麗に円を画きながら飛んでいった。










「わぁ〜いvホームラン〜v」










と、ここで私とは重大なことに気が付く。










「「あ、キャッチャーいないじゃん」」










いったい誰がボール取るんだよ。ホームランだけど。










「どうしよう。どうしよう。校舎に向かってるよ〜」



「うわぁ〜〜〜ガラスでも割ったらヤバイよね〜先生に怒られそう!」











職員室のガラスとか割ったら大変だぁ〜

私とが焦って会話してる間に、ボールは校舎に向かって勢いよく飛んでいった。










あ・・・あそこって・・・応接室・・・


パリーン









「「・・・・・わぁ、ホぉームラぁ〜ン」」


・・・・・・・・・

・・・・・・・・・









「「や・・やばっ!!!!」」









おっかさん、私は今、重大な人生のミスを犯してしまいました。

職員室のガラスを割るよりさらに恐ろしい応接室のガラスを見事に割ってみせました!

ここからは、混乱中のため、変な口調でお送りいたします。










「たっ・・隊長!」


「はっ!何でありましょう殿」


「これは、逃げるべきですか?それとも覚悟を決めて半殺しにされるべきでしょうか?」


「はっ!これは半殺しではすまないと思われます!」











だよね〜生きて帰れる保障ないよね〜私ら。

ガシッ

私たちは、抱き合った。そして誓う。共に生きて帰ろうと。











「ねぇ、君たち、何やってるの?」




わ・・・・わぁ〜お。雲雀さん。









「「ワオ!人生ワンダフル」」









なんて抱き合ったまま言っちゃいました。

雲雀さんは、トンファーを出しました。


え?まじ?


やばくない?私ら。











「・・・、後で応接室に来るように」










雲雀さんはそれだけ言うと校舎に入っていった。


は?え?な・・何、私?

私だけお呼び出し?

ってか、何で名前知ってるんですか雲雀さん!?

今まで、話したことすらないですよ!?

確かに、同じ学年だけれども。クラス違うじゃないっすか雲雀さん!


・・・」


・・・」


は、心なしか、さわやかな表情だった。

そりゃそうだ。死刑免れたんだから。



「ねぇ・・

「健闘を祈る!」



え?マジですか?もう、私って地獄行き?





できれば、生きて帰ってきて、もう一度青い空を見たかった。




⇒02
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ついに始まりました ヒバリンさん夢。もう、命がけですね。(は?)

しまった・・・甘く切なくするつもりが、初回からギャグ風味かよ。(いや、題名からアウトでしょう)

まったくもって本人に悪気ましです。(え)

次、雲雀さん語りで甘く切なくしてみせます!たぶん(マテヤ