〜え?知らなかった?
窓って玄関だったんだよ〜





















「クフフ、こんにちは♪遊びに来ましたよv」





「雲雀さん、とりあえずテレビゲームでもしますか?」




「そうだね。何のゲームにする?」










さすがに、こう何度も窓から出没されると、抗体性が出来てくる。

僕とはとりあえず、目の前の物体を視野から除外した。








「え、ちょっとまってくだs「これなんてどうですか雲雀さん。」







バシッ


しばし焦っていた骸の顔を手で押しのけては僕に棚から出したゲームを差し出した。

僕はそのゲームの表紙をまじまじと見つめる。








「なになに、『社内戦隊☆社長レンジャー』・・・って、これってまさかこの前の・・・」



「はい。実は人気が高くてゲームになったらしくて友人が・・・」









うっそぉ。

人気が高かったって・・・・いったい、どの年代層に受けたの?

やっぱし30代後半とか?

ちょっとこの戦隊物は子供には理解しがたい域を越しているように思えてならないのは僕だけ?








「ちょっとやってみましょうか。」




マジ?







何故かの目は輝いていた。

その横にまだ居た骸も、目を輝かしてそれを見つめている。





見えない。





もう僕にはこの世界が涙で見えないよ。







―――――――



ダダダダーン☆ちゃらりらちゃらりら




戦え!(社長!)

僕らの!(社長!)



今日の仕事も山済みだ〜





逃げろ!(社長!)

追うぜ!(おばちゃん!)


モップ攻撃炸裂だぁー




恋するカラーに染まってるー

戦うトイレ掃除のおばちゃんピンクレンジャー








『社長ぉぉぉぉぉ!!!!!!これにつかまれぇぇぇぇぇ!!!』





たらららったたー


課長がロープを持って階段の上から現れた。






『おぉ!課長ナイスだぁぁぁ!!!』






社長はそのロープに捕まって上の階へ。






『逃がすかぁぁぁぁぁぁ!!!』





トイレ掃除のおばちゃんのパワー全快!!なんと!階段の横の壁を素手で登りだしたぁぁぁ!!




ドスッ


ドスッ





『しょぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』





社長と課長は対戦モードに入った







――――――――



なんだか懐かしく感じるのは気のせいだろうか。

うん、気のせいだと思おう。








「・・・・・」



「これって・・・歌詞が・・」


「はい、2番です。」






なんだ、2番あったのかコレ。

これもう無駄だよ。

たぶん、今地球温暖化が進んでるのはきっとこの戦隊物が流行りだしてるからだよ。

だいたい何だよこのゲーム。いったい何がしたいんだよ。





きっと、もうすぐしたら世界が破滅するな。









「よし、次いこう」







僕はストップボタンを押し、ゲームのCDを取り出した。

要は、サラっと流すことにした。







「あ、今からが良い所なのに」


「そうですよ雲雀くん、今からが面白いところなのに。きっとおばちゃんVS社長&課長の熱いバトルが始まるんですよ?」







そんなゲームだれがしたいか!

キミ、いい加減にしないとそのナッポー毟るよ?








「雲雀さん。これなんてどうですか?・・くっ・・ふふ・・ははは・・」






何故かは笑いながら部屋の隅のほうに置いてあったゲームカセットを持ってきて、

今度は僕に見せずに骸にチラっと見せてそしてゲーム本体に突っ込んだ。

なんかイラっとするなぁ。骸も笑ってるし。

テレビ画面に映像が映された・・・








ストーップ  ストープヒバリくん♪


ストーップ ストーップ ヒバリくん♪・・・







「ぶっ・・・・あははははははははははははははは!!!!!」



「クッ・・・クハハハハハ!!!!」






これは確か・・・昔テレビアニメでやっていた・・・

確か題名が『ストップ!!ヒバリくん!』。

「女装した男の子」ヒバリのギャグコメディの・・・って、何でこんなに詳しいんだろう僕









「何もそこまで笑わなくてもいいじゃないか。」







何で僕がと更に骸にまでイジメられてるんだろ。

というか、さっきから何か息ピッタリだよね。と骸。

僕はまたゲームを切ってもうテレビゲームはやめようと言ったが、二人はお腹を抱えて倒れてまだ笑っていて聞いちゃいない。





「はぁ・・・」






なんかこう、疲労がドッとくるよねこう。






ご・・・ごめんなさいヒバリくん!



ちょっと、僕は雲雀なんだけど。




「クハ・・ハハハハハ!!」




と骸はまた笑い出した。

何かムッときた。後悔しても知らないからね?

僕はをぐっと抱き寄せてキスをした。





ディープキスだ






「んっ!?」








君がいけないんだよ。


君が僕を怒らせたから。




だからもう離してあげないんだから。









この後、の母が部屋に入ってくるまで僕はにキスをし続けた。

気がついたときには骸はいなくなっていた。

いったいアイツは毎回毎回何しにくるんだろう。




唇を離したときのの顔は真っ赤だった。



そして、固まって動けない状態だった。





ご馳走様 






また明日ね



⇒19
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骸が現れる意味が分からない。なんで現れるんだ骸よ。(お前が言うな)

久々の更新がコレってどうよ。まぁとりあえず、甘くしたかった。ただそれだけです。(何故に)

そろそろこの連載終わらせて次のパロっぽい連載いきたいなーなんて考えながら、

次回はなんと!10年後の雲雀さんが出演いたします。そういう予定です。(マテ)

あぁー懐かしい社内戦隊☆社長レンジャー。春未の持ちネタの一つになりつつあるところが怖いな。

あとはアレだね。マッチョリーノ。=春未になりつつ・・・ぐはぁ!涙出てきたー!

心なしかなんだか短いな今回。やっぱり甘くしようとしたら話続かないな。




感想待ち構えております。(何!?)