帰ってきました。





帰ってきましたマイホーム!












〜お宅訪問は計画的にしましょう。〜










目の前に聳え立つのは、まがいない我が家。

いつもと変わらないその赤い屋根のお家




繰り返します





赤い屋根のお家。





ただいつもと違うのは、私の手をとってその赤い屋根のお家に入ろうとしている

鳥愛好家の雲雀さん









「すいません、ちょっと嘘つきました。雲雀さんが鳥愛、チャイム鳴らすよ?」








私の呟きなんて気にせず、ナイスタイミングで遮る雲雀さん。

なんて言ってる場合じゃない。

え?今この人何言った?私の耳が間違いじゃなかったら今、雲雀さんは「チャイム鳴らすよ?」って言わなかったか?




ちょっとまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ






《 ピンポーン 》








ピンポーン


   ピンポーン



      ピンポーン












《バタン バタン ドタドタドタドタ ゴーゴー ゴロゴロゴロ  ドカーン









「「・・・・・・・・・」」





「ねぇ、」




なんだいハニー




「今、家の中で何か物音が「聞こえませんでした。何も聞こえませんでした」





「爆発音が「えぇ、聞こえませんでしたとも。はい」








混乱中すぎて会話が変だ。








《ガチャッ》




「お帰りなさいvうふふふふオーッほっほ」







勢い良く玄関を開けたのは、我が家の母。別名、大魔王様、その人だった。

母は、まるでさっきまでの家の中の音は何でもなかったのよ。

即刻に忘れなさい。というか、いまここで記憶から抹消しないと命はなくってよ。



というようなブラックスマイルを見せた。どうやら雲雀さんの存在には気づいていない。



あ。雲雀さん引いてる、引いてる。かなり引いてる。

なんだか私の手を握っている手が汗ばんでいる気がする。どうしたんだ!ガキ大将雲雀さん!






「あら?」





お――っと、母はようやく雲雀さんの存在に気づいたぁ――――!!

そりゃそうだ、玄関から一番近い場所にいるのは雲雀さんなのだから。






「あ・・・あの、こんにちは」






お―――っと雲雀さん、少し引きながらそれでも勇敢に立ち向かっておりまーす

キミは勇者だ!







「あらvあらあらあらvちょっと、いつの間にこんなにカッコイイ彼氏作っちゃったの?」






さっすが私の娘ねvなんて言って喜んでる母。

いやいやいや、アンタに似たら性格やばいよ!人間外の力をもっちまうYO!

なんて怖くて言えません。







「あーあのお母様、こちらいつもお世話になっている並盛の風紀委員長の雲雀さん」






だからねママン、彼は彼氏じゃないんですよ。

娘のテレパシーを受け取ってください。お願いします。







の彼氏の雲雀恭弥です。はじめまして」







っておぉぉぉぉぉぉいいいいいい!!!!空気読んでくれぇぇぇぇぇぇぇ雲雀さ――――ん






「まぁv名前までカッコイイのね。もう、母さん結婚式の準備始めちゃうv」



「えぇぇぇ!?いや、違うんですママン、彼はまだ彼氏じゃなくってですね、

                      って結婚式って何ステップ飛び越えたぁぁぁぁ!?




「うふv」


「うふvじゃねえよ。」





なんだか今日のお母様は、生き生きとしていらっしゃる。

あぁ、なんだか新しいおもちゃを見つけたような、それでいて雲雀さんをかなり気に入ったような。

むしろ娘をいじめることに生きがいを持っている顔だ!

こうなれば最終手段!






「でも、お父様が大反対するかもねvママンv」





普通は、可愛い娘を嫁にやるなんて許せないはず!

というかそうであってほしい。

普通な家族であってほしい。






「あら、その時はその時でお母さんがパパを抹殺s「スイマセンお母様、聞いた私が馬鹿でした」






パパン、逃げて。ママンは本気だよ。





「あの・・・」




「ワォ」



(あ、僕の台詞とられた)






すっかり雲雀さんのこと忘れてたよ。

なんか、雲雀さん泣きそうなんですが。可愛いんですが。





「あぁ、そうだったわね。雲雀くん、さぁ、上がって上がって。何にもないけど今、お茶とお菓子出すからね」



「わぁv普段 娘にもお菓子なんて出したことないくせにおk「だまらっしゃい」」





その時のお母様の声はこの世の者とは思えないほどでした。(BY&雲雀)

触らぬ神に祟りなし






「の部屋でゆっくりしていってね恭弥君。」





ワォ、強制イベント発生





「ここが私の部屋です。」



「ふ〜ん、普通だね」





雲雀さんは私の部屋を隅から隅まで見渡した。

えぇ、もちろんです。普通の女の子ですから。一応






「でも、らしくて良い部屋だね・・・」



「えっ?////」





ちょっ・・・不意打ちですか!?

そう呟いた雲雀さんの顔を見るとみるみる自分の顔が赤らんでくるのが分かった。

カッコイイ・・・・え・?もしかしてこれって恋?



いや、まてよ。冷静に考えるんだ私。

もしかして雲雀さんのこと・・・・






「ねぇ、。」



「!?なっ・・・なんですか!?」





しまった、声が裏返った。





「」



「えっ、あの、ちょっと・・」





雲雀さん、顔近い。近いです!

雲雀さんは私に一歩一歩近寄ってきて私は後ろに一歩一歩後ずさる。

前にもあったなこんなこと。




「・・・」



「ちょっ、ストップ雲雀さ    




《ガラガラ》  





「「!?」」




壁にたどり着いた私はなすすべもなく雲雀さんの顔が私の顔に迫ろうとしたその瞬間!

出た!やっぱし出た!


窓が開く音。


不気味な笑い




クフフフフ






「「ワォ」」








⇒18
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定番すぎてなんだかベタだ。

最近、ギャグもヒートアップして暴走してきました。

そろそろシリアス系書こうかしら(もはや手遅れっぽい)

後半は甘く・・・甘く・・・・甘ッぐはぁ(血)

パイナッポー☆どうやら彼はある意味、管理人の敵らしい。(マテ)






お友達募集中。(マテコラ)


ちなみに、苦情・要望・これ女房。(違) お待ちしております。