K




〜無人島武勇伝θ〜










「つづくよつづく。どこまでも」



ちょっとそれ、シャレにならないから。




今、目の前に広がる光景・・・・

マッチョ行列。

うっわ〜〜〜〜(棒読み)

すんごい光景。




「じゃぁ、始めようか。」



はサラッと言ってのけた。・・・って、え?

何するんですか?ちょっとちょっと。




何で担がれてるの僕。




担がれて、行列の上をどんどん、どんどん、次から次へと運ばれていく。

これは、あの有名な因幡の白うさぎ?

いや、ある意味。ワニザメなんかより怖いよ。

と言ってる間にリング到着。




「これって、絶対歩いて行った方が早かったよね。」


「やだな〜葉王。お客様サービスだよ。」




客って誰だよ。ここ、無人島だよ?

そんなオプションいらないってば。



かくしてマッチョ対決は始まった。




「れでぃーすあーんどじぇんとるめーん。さぁ、始まるよマッチョ対決!!」


「ちょっと、、それ、西洋とかの始め方だから。」




だから、こんな平安でそんなのやっちゃ駄目だってば。

あくまでも平安時代だから。

ってか、マイクはどっから出したんだ!?

僕は知らなかったよ。が、平安ド●えモンだったなんて。



「じゃぁ、頑張ってね葉王」


「は?」



ちょっと、一番大事な、やる事の説明を省いちゃ駄目でしょ。



「あ、そうそう。とりあえず・・・。」


「とりあえず?」



とりあえずって何?もしかして考えてなかった系?

まさかね。まぁ、そんなことないか。



「フリョクを確認のため、マッチョ倒してもらいまーす


え!?



マッチョ倒すって・・え、ホントに?しかも、この数?フリョクって・・オーバーソウルでもすればいいのかな?

それとも、陰陽師風に倒すのかな?シキガミとかまだ出せないよ僕。



「あ、ちなみに。素手で倒してね。


「は!?しかも素手?え!?素手!?マ・・マジですか・・・!?」


「マジですよ。」




それって、何気にフリョク関係ないよね?

確認なんてできないよね。

それよか、マッチョ倒すってある意味、勇気いるよね。



「まぁ、最初だから倒せるだけ倒してよ。ってことで特別大サービス50人。」



何それ、特別大サービスでも50人も倒すのかよ。多いよ。

って、ちょっとまってよ。





「僕よりデカイ、大人ばかりじゃないか。」



「あま――――――――い!!大人も子供も関係な―――――い」


ドガッ


ぐはぁ


ひ・・ひさびさに殴り飛ばされた。

と初めて会った時と、目覚め以来だ。

僕は綺麗な弧を画いて地面にこんにちは。




「今、初めて修行の成果を確認できたよ。」


「おぉ、言うてみぃ」




なんで殿様口調になってるんだ。




に殴り飛ばされても気絶せずに普通に起きれるようになったこと。」


「お〜〜〜v良かったね〜v」


良くねえよ



どこが良いんだよ。いったいどんな得があるんだよ。

そして、陰陽師と何の関係があるんだよ。

いったい僕は今まで何の修行をしてたんだっけ




「だいたいは・・・・・・・」


「ぐ〜〜〜〜〜zZ」



あれ、寝息っぽいのが聞こえてくるぞ。

顔をあげ、を見ると



「って、ちょっと。聞いてる?



スマナイ。眠気という病(やまい)が



それ、病じゃないよね



「心の病なのだよ葉王君」



なんだよ。眠気って心の病だったのかよ。

知らなかったよ。


ってオイ!



「じゃ、始め!」



「え!?いきなり!?」



突然の無理やり開始の合図☆と共に、マッチョが一人襲い掛かってくる。

怖い。帰りたい。平和な日常に戻りたい。

もとから平和な日常じゃない気がするけど・・・


マッチョが蹴りを入れる。

僕はそれをかわす。


なんだかんだ言っても体力だけはついたな〜この修行。

なんて思ったのもつかの間で、






「マッチョリーノ!!!」


「うっ。」




グッ、精神攻撃が。

ちょっと、ヤメテってばその精神攻撃。

かなりキツイよ。















「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」



な・・なんとか50人倒すことができた・・・。

なんだ、やればできるんだ僕。

気が付くともう日が暮れている。




「お疲れ、葉王。」


「うん。」


「じゃ、あと30日間これだから。」


「は?」




今。何て言った?・・今、何て言った?

僕の聞き間違いでなければ、今・・・




「明日からは少しずつ、サメの数とマッチョの数増やすからね。」



「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」



「あ、文句言ったから明日はサメ100匹とマッチョ100人追加〜☆」






そして、30日後。


やっとのこと無人島での修行は終わった。





な・・・長かった。僕にとっては今までの人生よりもこの一ヶ月間のほうが長かったよ。




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や・・・やっと終わった無人島シリーズ。(シリーズ化してたの!?)

かなり省略しましたけど、まぁ、お気になさらずに♪(手抜き作業!?)

最近、雲雀夢もさることながら、ハオ夢も感想が増えてきました!ありがたいです!有難うございます!(土下座)

もう、こっちのハオ夢のほうは、ギャグ暴走上等的に突っ走っております。

はい!たぶん一章は・・・N・・・ぐらいで終わるかと!

もっと子供ハオ様の夢が見たい!と言う方は、web拍手にてどうぞ、叫んじゃってくださいv(マテコラ)