〜園児誘拐しないでください〜
















園児達はお昼寝中。暇なことこの上ない、しかも恭弥はソファーに寝そべってぐったりしていた。

チョイマチぃ、あんさんそんなに疲れるほど仕事してないでっせ。

しまった、関西魂が乗り移ってしまった。








「あぁ、しんどい。」




あぁ、新米







「・・・・・」


「・・・・・」






そしてそして、今この部屋に居るのは私と雲雀先生だけ。

ちなみにここはディーノ幼稚園の教員室。









「確かに今は秋だもんね。実りの秋だよね。えぇ?新米は美味しかった?僕に内緒で食べた新米は美味しかったの?





「すいません。つい出来心で。許してください。というか、その手に持っているトンファーをおさめて下さい。







危険です。



雲雀先生こと恭弥はトンファーをどこからともなく取り出し、私に向けて構えた。

それを見てすぐさま私は土下座した。

そりゃそうだ。こんなことで命を落としたらどうするんだよ。

新しく幼稚園の先生になったばっかりなのにぃ!






プルプルプル〜♪







そこに遠慮なくかかってくる一本の電話。


あぁ、嫌な予感するよ。









プルプルプr「出なよ」








命令形かよ!?




しかも、片手にトンファー持ったままだよ!

貴方様の辞書には自分で出るということは書いてないのですか!?



キラッ



トンファーさん。







「ラジャーっす」






なんだよ〜自分で出ればいいじゃんか〜雲雀先生〜。

私は貴方様の下僕じゃあーりませんぜー。


後輩だけど。



私は電話の受話器をとった。



カチャッ


































「クフフフフ」



























ワォ。何だかスッゴク聞きたくなかった笑い声が受話器の向こう側から聞こえてきた気がするよ。








どうしよう。マジ、切りてぇ。








「プープー。お掛けになった電話番号は、現在使われておりません。
       
          電話番号をお確認の上、二度とこの電話番号にかけてこないでください。」





「こんにちは、vクフフ、綱吉君を誘拐しました。」




「はい?」








コイツ、無視しやがった。

って、そんなこと言ってる場合じゃなかった。

今、コイツ何て言った?

なんだか、教員にあってはならないと言うか、むしろ有りえない言語を発しなかった?








「ですから、綱吉君を誘拐しました。」




「は?何やってんですか?骸先生。」







それこの幼稚園の園児ですよ!?



ってか、アンタ幼稚園の先生ですよ!!!!!!!

え?何?発情期

お前そんな年頃じゃないだろ!!!!!








、電話貸して。」



先生って呼べやこの野郎」






チャッ





スイマセン。どうぞお電話をお納めください。






くっ。トンファーで脅すなんて卑怯だぞ!







「おや?これはこれは、雲雀先生」


「やぁ、パイナッポー」






「「・・・・・」」




ピキッ



ちょっと今、電話の向こう側で何かがひび割れた音がしましたよ。

ピキッって・・・え?もしかして受話器を破壊しそうになった?

強く握っちゃったの?パイナッポー







「クフフ、まぁいいでしょう。雲雀先生。どうです?取引しませんか?綱吉君を500円で





なんで話が進んでるんだココ。

500円って・・え?何?昼飯代でも困ったるの?骸先生。

ちょっと。だからなんで誘拐なんてしてんだよアンタ!

何様だよ!



雲雀先生はというと・・・・

あれ?




なんか凄く悩んでるよ?







「マケて」






はい?

コイツ、今何ぬかしやがった?






「雲雀先生!?」




「だって500円は高いよ」




「いやいや、何言ってるんですか!?園児ですよ!?可愛い我が幼稚園の園児ですよ!」





ってか、500円って安すぎだろうが。

せめて500万にしろよ500万。

500円って、私たちが働いてる今の仕事の時給よりも安いよ?







「彼にそんな価値はないと思うよ?」




「いや、そんな訳ないでしょ。人間誰でも500円以上の価値ありますって。」




「そう?」




そう?じゃねえよ。それで保護者から未来に羽ばたく子供達を任されてる先生かよ。納得いかねえよ






それよか人間を何だと思ってるんだろうこの人。

人間1人とカップラーメン5個ぐらいでつりあっているんだろうか。






「ねぇ、マケなよ」




「クフフ、無理です。」





「じゃぁ、そっちでしばらく生活させてね」




ブハッ




「クフフ無理で《ブツッ



「あ、電話切った。」




ツーツーツー







バタン!





「どうして電話を切るんですか!?」




「「ワォ」」




なんだ、そんな所にいたの。



ってか誘拐じゃないじゃん。





あぁ、もう。




この二人をどうにかしてください。




続くかも。

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長くなったので微妙なところで終わります。ハイ。

続く・・かもしれない。(ヤメロ)

ツナファンの方大変申し訳ございませんでした。(土下座)

掲示板のレス返しや拍手レスまで遅れててすみません!

近日中には!(マテコラ)

もう、ネタがたまりすぎちゃって書ききれません。(お前の脳内はどうなってるんだ)

くっ。そろそろ書かないとヤバイぜ。(なぜに)

では




感想待ち構えております。(何!?)